日本綜合経営協会スタッフblog

創業49年 日本で初めて講師派遣を専門に起業した日本綜合経営協会(東京)のスタッフblogです。

脳科学

こんにちは超人ハルクです😊

昨年秋のこと。
弊社お得意様ご主催による有田秀穂先生のご講演を聴きに千葉県某所に行ってきました。

今回のご講演テーマは「脳と心を元気に」
そもそも“セロトニン”という言葉が聞かれるようになったのは、今から20年前のこと。
有田先生が“セロトニン欠乏脳”という話をNHK出版から出したのがきっかけである。

「セロトニン」とは、安定感や平常心をもたらす脳内物質のことで、セロトニンが不足すると、キレやすくなる・鬱になる等、メンタルヘルスの問題を抱える。

有田先生のセロトニンDojoに来られる方の多くは、初診で下記のような症状がみられる。

・朝すっきり目覚められない(朝の不調)
・低血圧や低体温
・表情がトロンとする、すぐにしゃがみこむ
・身体の痛み(はっきりとした原因がないにも関わらず、脳が痛いと感じる)

こうした患者さんに対し、セロトニンを元気に戻す生活指導を行っている。

もちろん、セロトニン欠乏の大きな要因はストレスだが、2000年以降、急激に鬱病(セロトニン欠乏脳)が増えており、セロトニン神経にとって好ましくない現代生活(パソコンやスマートフォンが普及している社会環境)が影響していると言われている。

では、セロトニン神経を増やすにはどうすればいいのか?

①リズム運動をする
動物実験の結果、歩き出しただけでセロトニンが分泌されることがわかった。
歩行だけでなく、呼吸・咀嚼というリズム運動も、脳内のセロトニン神経を活性化させる。

歩行に関しては、ウォーキング、ジョギング、スクワット。
この3つのリズム運動を毎日一定の時間行うと良い。

咀嚼に関しては、“ガム噛み”行動が良いとされている。
サッカー選手が、試合中にガムを噛む様子がみられるが、あれはまさにセロトニン神経の活性化を目指している。 

呼吸に関しては、座禅、ヨガ、太極拳。
また、歌を歌う、尺八やサックスを吹くことも効果がある。
しかし、単に普通の呼吸を行うのではなく、特別な呼吸法(つまり、意識的に腹筋を収縮させて吐く呼吸法)を行わなければならない。

どうして上記のことが言えるのか。
血液採取からの科学的根拠に基づいた解説を頂きましたので、詳しくはご講演で💡

②太陽の光を浴びる
網膜から入った太陽光の刺激が、神経回路を介し、セロトニン神経を直接活性化させる。
網膜から刺激を受けるには2500~3000ルクス以上の照度が必要だが、室内の電灯の照度は200ルクス程度なので、室内にいても神経は活性化されない。それに対し、大陽光は10000ルクスあるため、日中外に出ると、セロトニン神経が活性化される。

現代社会では、昼夜逆転で太陽の光を浴びない、という生活スタイルの人が増えてきているが、このような生活を数カ月~1年続けていくと、必ずセロトニン欠乏脳になり、鬱病を発症する。

太陽の光を浴びながらリズム運動を毎日30分行うこと❢ 皆さん、とても重要ですよ😊

そして最後に、有田先生がセロトニンのほかに研究されている「オキシトシン」の働きについて。

オキシトシンは、ストレス中枢を抑制する脳内物質のことで、グルーミング(“心地よさ”を重視した触れ合い)で分泌される。
具体的には、人とのスキンシップやエステ・マッサージなど。

また最近では、必ずしも触れなくとも、人と人が向き合いお喋りをすることも、同じようにオキシトシンが分泌され、ストレスホルモンが減少すると言われている。

昔からある赤提灯の下で一杯やることは、オキシトシン分泌の理にかなっていると❢

仕事が終わって飲みに行くことは、健康への第一歩!笑
世の中の奥様方、オキシトシン分泌のためにも、飲みに行くことを許してあげてくださいね!笑

なお、セロトニン神経は、オキシトシンの受容体を持っており、オキシトシンがたくさん分泌されると、セロトニン神経も活性化される。

最後に、「私たちの脳内に存在している、セロトニンとオキシトシンという有難い2つの脳内物質を日々活性化させ、健康を維持してください」と、まとめられて終了となりました。

ご講演後には、懇親会にもお付き合い頂き、気さくなお人柄で、たくさんお話しして下さいました。ありがとうございます😊

ストレスの多い現代社会。

ホクロです。

松田雄馬先生(プロフィールと講演依頼はこちら)が来社してくださいました。
「知能」や「生命」の視点から人工知能(AI)を研究し、合同会社アイキュベータ代表社員としても
研究開発やビジネスに取り組みなど、忙しく活躍されています。
と、そんな松田先生が「今日はお土産を…」とおもむろに取り出したるはこちら!
milsil62
国立科学博物館が刊行している自然と科学の情報誌ミルシルです。

先日刊行された通巻62号で、「人工知能と人間~人間の「知」の不思議と成り立ちに迫る」と題した
特集の監修をされておりまして、これが充実した読み応えのある内容。
せっかくなので目次だけでもご紹介しましょう。

◯人工知能の研究から迫る人類の知 松田雄馬
◯忘れることで人の知能が生まれた
           -コミュニケーションの観点から知能を考える 原島博(東京大学名誉教授)
◯赤ちゃんの認知形成からみえてくる人間の認知 山口真美(中央大学教授)
◯人類の知の歴史と複眼思考 「造形」と「コミュニケーション」 陣内利博(武蔵野美術大学教授)
◯人工知能が創る人類の未来 松田雄馬

いずれも平易な言葉で書かれていますが、興味深く読める文章です。
ぜひお手に取ってみていただきたいと思います。

さて、松田先生は人工知能(AI)、脳や視覚情報処理といった専門分野のみならず、
メーカー研究所での一貫した事業開発の経験から、例えば日本の電機メーカーの抱える課題と
これからの展望といった、経営に関連する話題も盛り込んだ構成を相談することが出来ます。
また難解と思われる内容も、とても分かりやすく噛み砕いて説明するのがお上手で、
作り込まれた資料も視覚に訴える要素が多く、聴き手に寄り添った講演をしていただけます。

「人工知能って本当のところどんなもんなの?」
こうした疑問への答えを、少し深いところから聴きたい向きにはもってこいの講師です。
さらには、これから人工知能(AI)が導入されていく中でどのように付き合っていけば良いのか、
あるいは何か経営やビジネスに役立つことはないか、と漠然とした懸念や問いを持っている方々には、
「人間と共生する人工知能(AI)」という方向性から人工知能(AI)との向き合い方を示してくれます。
人工知能(AI)=脅威という論調も目立つ中、一味違う視点で大いに頷ける内容だと思います。

お問い合わせをお待ちしております。

落武者(前世)です👹
好評発売中のゲーム「バイオハザード7」のCM・宣伝ムービーに、
当社でも人気の講師・東京大学薬学部教授の 池谷裕二先生がご出演されています🌟

20170220
 
ムービーでは、池谷先生が最新の脳医学を使って
同ゲームが「本当に怖い」ということを実証・解説なされています。
池谷先生も同シリーズのファンなんだとか!!
怖いゲームや映画を楽しむことができるなんて、人間の脳は不思議ですね・・・
落武者は結構、いやかなり苦手です・・・

わたしも一度池谷先生のご講演を聴講させていただいたことがありますが、
まさにムービーと同じ、聞きやすい語り口👨💬
また音声・動画つきのパワーポイントを使って
「目の錯覚」などを皆さまに体感していただいたりと
わかりやすく飽きさせない工夫がちりばめられたご講演です👀❣
ほかにも「へぇ~」な知識が満載で、
聴講後はついつい人に話したくなること間違いなしです! 
当社HPの講演レポート と ハルクさんの講演レポート も合わせてご覧ください)

大学の講義もあり大変ご多忙な池谷先生ですが、とってもオススメ!
ぜひ一度お問い合せください☺ 
池谷裕二先生のプロフィールと講演依頼はこちら

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