日本綜合経営協会スタッフblog

創業48年 日本で初めて講師派遣を専門に起業した日本綜合経営協会(東京)のスタッフblogです。

★AI(人工知能)・IoT・ICT・先端技術

いちおう人間知能を授かっています。
ホクロです。

みなさんは人工知能(AI)を作ったことはありますでしょうか?

は? 何言ってんだボケコラ、と思われたそこの貴方、そうそこのアナタ。
実は気軽に人工知能(AI)を作ったりカスタマイズ出来るサービスが出てきているのです。
今回はそういうご紹介を。

さて、巷にはAI技術を応用したソフトウェアやサービスがたくさん出回っています。
「そもそも人工知能=AIって何よ?」的な疑問も、だいぶ落ち着いて来た感があり、
何にどうやってAIを使うか、どういうAIサービスがあるのかといった情報が多くなってきました。
(とかく現金な世の中でございます。)

一方、人工知能(AI)の開発というのは、世界征服を企むマッドな博士の秘密基地などではなく、
とてもオープンになされています。
特に画像認識や音声認識に関して、よく使われるプログラミングの部品セット
(ライブラリと言うそうです)は無料でインターネット上に公開されているものも多く、
世界中の研究者や開発者、学生までが利用しており、どんどん数が増えています。
こういう環境があるからAIが急速に発展しているというわけなのです。

つまり、色んな人が色んなAIを作れちゃうってことなんです、その気になれば!
(もちろん利用できるデータの量と質、コンピューター・パワーに限界はありますが。)

例えば、元Apple社員が開発した、簡単にディープラーニングを体験できるツール
Lobe https://lobe.ai/ はインターフェイスも見栄え良く、
ドラッグ&ドロップで画像や音声データの学習と判別が出来るシャレオツな逸品。

紹介ビデオを見るだけでも、感覚的に使えそうに見えるところが秀逸。




さてさて、もっと手軽で面白いものもあります。
そのまま“AIメーカー”というwebプラットフォーム
AIメーカー https://aimaker.io/

何がしかの学習データを用意するだけで、画像認識・判別に特化したAIを作ることが出来るのです。

何を認識させ、何を判別させるかという“目的”はもちろん自由。
ユーザー各氏が作ったAIが「みんなのAI」としてどんどん投稿されているのですが、
これがなかなか面白いのです。
花崗岩の分類や海域火山の分類といったハード系もあるのですが、
大半はネタ的なものですので、中でも笑えるものをいくつかご紹介。

ジャ◯ーズ事務所入れるか診断
https://aimaker.io/app/image-classification/id/2102
未来のYOU達は、まずコレに自分の写真を見せてから応募しようぜ。

麦茶 or めんつゆ
https://aimaker.io/app/image-classification/id/1812
これ、ほんとに精度出るんでしょうか??人間にはかなり困難ですからね・・・怖い。
「麦茶度60%以上で一気飲み」などという肝試しに役立ちそうです。

二郎とラーメンを見分ける
https://aimaker.io/app/image-classification/id/1688
「二郎は二郎であってラーメンでは無い」そうです(私は未食なのでよく分かりませんが・・・)。

汝は斉藤洋子なりや?
https://aimaker.io/app/image-classification/id/1547
・・・これ、もし斉藤洋子認定されたら明日から斉藤洋子化してもよいのでしょうか??

AIを使うというと、ついビジネス応用ばかり考えがちですし、
「そもそも普通の人にも使えるの?」という感じで敬遠してしまいそうです。
そこへいくと、こうした面白くて話のネタになるようなフレンドリーなAIというのも、
案外、今後のブレイクスルーをもたらす一因になるかもしれません。

「使える」だけでなく、「作ってみる」が気軽に出来るって、
クリエイティブなものが生まれるためには、とても大事ですよね。

さて、末筆にて大変恐縮なのですが、人工知能(AI)に関する講演は当社におまかせあれ。
特集ページにて様々な講師をご紹介しております。ぜひご覧ください。
今注目のテーマを、初心者から専門分野まで豊富にラインナップ! 人工知能(AI)特集

地元では八月七日が七夕でした。
ホクロです。

八月七日は「機械の日」ってご存知でしたか?
私は知りませんでした。
その「機械の日」に合わせて“ヒトと交錯するキカイたち”という展示が行われると聞きつけて、
「これは行かねば!」ということで行ってきました。

ちなみに、なぜ八月七日なのかというと、
・八月七日は七夕の中暦(旧暦と新暦の中間)
・七夕は裁縫(技術)の上達を祈る中国の行事に由来
・「たなばた」の読みは「棚機」という衣を織る古代の機械から生じた
という理由があるとのこと(七夕自体の由来はもう少し複雑ですが)。

今回の展示では、
「人工知能(AI)の進展に伴い、人と機械の関係が大きく変わる」
こうした時勢を踏まえ、人間を助けたり、人間と関わったりする機械やロボットが展示されていました。

いくつかご紹介します。

AIおもちゃ
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専用アプリで動きをプログラム出来るブロックトイです。
センサーも付いているので、センサーへの入力とその反応もプログラミング可能なスグレモノ。
例えば猫ちゃんに餌の形に組んだブロックを見せるとムシャムシャ食べる動きを見せます。
動きもなかなか複雑で生き物っぽく面白い。
しかもこれ、レゴのキットそのままなんだとか。
あとで調べると、確かに今年から国内でも販売されています。
サスペンションやモーターが付いた1977年販売開始のレゴテクニックからして
未来感とテック感が満載でしたが、さすがにレゴ社は先を行ってますね。

日立製作所のヒューマノイドロボット
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空港などでの接客や案内に活用するEMIEW3です。
音声認識、自然言語処理が出来るので話かけられるだけでなく、
困っている様子の人を自分で見つけて話しかけてくれる、というデキる仕様。
さて、ブースにいた担当の方によると、外国の方は気軽に話しかけてくれるし、
反応がイマイチなら、ロボットの方に問題アリだと思うのだそうですが、翻って日本人だと、
同じ場合、話しかけた側がまずかったのかなと感じてまごついてしまうため、
なかなか気軽に話しかける方が少ないのだとか。
ロボットにまで気兼ねしてしまうほど奥ゆかしいのも考えものですな・・・。

サイバーダイン社の有名なHALも体験してきました。
(写真を撮り忘れました・・・)
腰に装着して、前かがみの姿勢での作業や、重量物を持ち上げる作業などをアシストするタイプのもの。
腰に電極付きのテープを貼り、装着。
筋肉が発するの電気信号を読み取って動作しますが、アシストの度合いも腰部分のボタンで調整可能。
上手く動作させるのに多少のコツが要るようですが、
持ち上げる動作で使用した感覚としては上体を軽く吊られるような感じで、
足りない力を補うというところは電動アシスト自転車に近い感じでしょうか。

さてさて、実は今回、特に目当てにしていたものがありました。
豊橋技術科学大学の<弱いロボット>たちです。
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ゴミを拾え“ない”ので、その周りをウロウロして拾って“もらう”他力本願なお掃除ロボット
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ティッシュを配りたいのだが、積極的に渡しに行けずオドオドするロボット
(見かねた優しい御仁がもらいに来てくれると特大のお辞儀を返してくれる)
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「弱さ」を力にするロボット―というコンセプトで彼らは生まれました。
岡田美智男先生の研究室による取り組みで、
関係論、身体性認知科学、コミュニケーション(デザイン)などを複合した、
「社会的ロボティクス」とか「関係論的ロボティクス」と呼ばれる研究分野です。

中でも印象的だったのはこちら↓
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ティッシュ配り君と見た目は似ていますが、こちらは人間と対話するロボット。
この子(というのも口調が子どものような舌足らずになっているのです)は
昔話をお話ししてくれるのですが、肝心な部分が思い出せません。
例えば浦島太郎が助けた動物が思い出せず、こんなやり取りになります。
「ある日、太郎がね、海で動物を助けたんだよ。えーとえーと、あの動物、なんだっけ・・・」
「亀だよ」
「そう、そぉれだー」(続きを話し始める→以下同様)
まるで中年夫婦のようですな(笑)
説明してくれた方によると、こうした昔話プログラムの他に、学校教育での利用を考えているとのこと。
つまり、子どもたちの知識習得の復習のために、わざと肝心の部分を忘れて答えさせる、
という対話を設計しているわけです。
池谷裕二先生によれば、脳(記憶)はアウトプット志向、つまり誰かに教えることで
知識はより定着するそうですから、確かに効果があるかもしれません。
(→講演レポート【池谷裕二先生の講演を聴いてきました】をご参照ください)

現生人類が絶滅の危機を乗り越えて数を増やすことが出来たのも、
個体の弱さを相互に補う協力や協調性を発達させたからだとも言われています。
便利で効率的になる一方の優れた機械や技術とは真反対ですが、
人間の持つ大切な力を引き出しコミュニケーションを膨らませるロボットという発想は面白いですね。

以上、報告終わり。

さてさて当社では、エボルタくんやロビなど数々の有名なロボットを生み出した高橋智隆先生など、
ロボット開発者、研究者の講演をご案内しております(HP非掲載の方もおられます)。

若草物語です。
◯(山に風)ファンの姉と一緒に「◯のワクワク学校2018」に行ってきました。
初めての東京ドーム・初めてのジャ◯ーズだったので、いろいろな意味でドキドキしました。

今回のテーマは「部活」。5人がそれぞれの部活の部長となり活動報告を行いました。
5つの部のうち、相葉◯紀さんが部長を務めていたのが「オカルト研究会」。
“不思議”“あらゆる謎”を楽しむ部だそうです。
オカルト研究会の活動報告の中で「みんなでテレパシーを送ってみよう」ということになり。
ここで「超能力の専門家」として登場したのが、石川幹人先生でした!

石川先生は現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授を務めていらっしゃいます。
「人間の認知機能を生物進化の歴史に位置づけ、さまざまな心理現象の背景を探る」
が研究テーマだそうです!とってもおもしろそうですね!!
先生のHPを拝見したところ、松下電器産業の研究所で研究開発に従事されていたり、
通商産業省の「第五世代コンピュータプロジェクト」で人工知能の研究に従事されていたりと
幅広くご活躍なさっているようです。

その一方で、メタ超心理学研究室を主宰。
超心理学とは、「超能力」のような人間の能力のことで、それを研究なさっていると。
石川先生、研究の幅が広いですね!

話題のAIについてのお問い合わせが増えている今日この頃。
「AIの知識がまったくないので、基礎から教えてほしい」とおっしゃる主催者様もいらっしゃいます。
昨年もそのようなご要望をいただいたので石川先生をご案内したところ、
「要望通り、わかりやすくお話しいただけた」との感想をいただきました。

↓ご講演テーマはこちら↓
「人工知能AIのブームを迎えて ~AIに向く課題・向かない課題~」

今のところ超能力についてのご講演予定はございませんが・・・
人工知能について知りたいという主催者様のお問い合わせをお待ちしております!

こんにちは、落武者(前世)です👹
先日、弊社お得意様ご主催の 専属講師・井上智洋先生のご講演を聴講してきました!
井上智洋氏

以前、弊社HPでも講演レポートをご紹介しておりましたので
今回はアップデートされていた箇所をメインにご紹介したいと思います🙋✨

●ディープラーニングによる画像認識について。
顔パス決済や鍵の解錠など、いま様々な場面で導入されてきている画像認識技術。
これはすなわち、機械が眼を持つ ということ。
カンブリア大爆発が起きた後、生物が爆発的な進化を遂げたように、
眼を持つロボットも同じように、これから大きく進化していくのでは?
現に今、野菜を収穫できるロボットなども登場し始めるなど
あらゆるところで眼を持ったロボットが活躍する時代になりつつある。

●今回は業界に関する話題も絡めてお話くださいました!
小売業界では店舗内の最適化にすでにディープラーニングの画像認識の技術が使われ始めている。
(例:レジが混み始める時間を予測し その前にスタッフを向かわせることができるようにしたり、
お客さんの動線の分析に使ったり。)
物流の部分では、Amazon Airやロボネコヤマトなどのサービスが登場。
完全自動運転技術は2025年ころに完成、2030年ころに普及するだろうと言われている。
(技術として完成する時期はそれほど遠くないが、実空間での実用化→普及するまでには時間がかかる)

●第4次産業革命について。
これまでの「機械化経済」では、人的資源と機械の両方が生産活動を担っていたが
これからの「純粋機械化経済」では、機械のみが生産を行い
人間は企画・マネジメント・研究開発などに携わるようになる。
こうした経済の変化は過去の産業革命でも起きたことだと、グラフや図を用いて説明。
変化に対応できた国の経済は成長、対応できなかった国は衰退 = 大分岐を迎えた。
たとえば「国」を「企業」に置き換えても、その運命は大きく分岐していくだろう。
むしろ国同士よりも企業同士の競争のほうが激しいため、競争に負けたら淘汰されてしまう可能性も!?
・・・とご聴講者(経営者の方々)へ向け、叱咤激励?も加えつつ。

そして、来る第4次産業革命に向けて何をすべきか。
まだ我々は第3次産業革命の途中なので、「AIはまだ難しい…」という人も
そのまえにIT化を進めていくべき(IT化の基本はペーパーレス化)。
この点から言うと、日本人は印鑑の文化をこれからどうしていくのか?
とっくに議論をしていなければならなかったが、こうした点も課題だろう、と締められました。


言うまでもなく、井上先生は今弊社でも最もHOTな先生!!!
大学の講義等の業務に加え、最近は執筆活動、TVはじめメディアにも引っ張りだこで
本当にお忙しくされていらっしゃいます・・・ お早めの打診をおすすめいたします。。
(聴講後、先生の新著『AI時代の新・ベーシックインカム論』(光文社新書)も拝読しましたが
ド文系の私でもすらすら読めるくらいわかりやすくて、所々にユーモアもあり 面白かったです!)

■関連記事(講演レポート・講師ご紹介)




ここからは追記です・・・ 今回の主催者様(お客様)にいただいたお菓子たちです❤
いつもありがとうございます!!やはりチョコ人気が根強いです。
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また先日は、同お客様ご主催の展示会へもお邪魔させていただきました!
どこを見てもお菓子!の夢のような会場で、とても楽しい時間を過ごさせていただきました😊 🎉
主催ご担当者さまが普段どんなお仕事をされているのか、
少しだけですが知ることができて嬉しかったです!(とても大変なお仕事だなあと思いました。。。)
ぼんち揚の新しいキャラクター、ぼんちネコと記念写真も撮ってもらいました👐
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たっっっくさんお土産も頂いたので、しばらく3時のおやつの在庫は安泰です💛
本当にありがとうございました!

こんにちはホクロです。

またまた井上智洋先生の現場へ同行してまいり候。
いつもの講演会とはまた違った雰囲気ですので、少しご紹介です。

平成三十戊戌年
五月廿一日。於ABCこと青山ブックセンター本店。
井上先生が解説を書かれた『全脳エミュレーションの時代』(ロビン・ハンソン著 小坂恵理訳
NTT出版)の出版記念トークショー。
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お相手は、某超有名ゲーム会社でゲームAIの研究・開発を手がける三宅陽一郎さん。
ゲーム業界の第一線で活躍しながら、忙しい合間を縫って“人工知能のための哲学塾”というサロンを
主宰され、書籍も西洋哲学編、東洋哲学編と二冊も出されている方ですが、もとは数学の専攻から
物理学に進み、現在はAIの研究者ということで、まさに博覧強記を絵に描いたような御仁。
まず井上先生から汎用人工知能(AGI)が実現したらどういう社会変化があり得るのかについて
概説があり、対談開始。
今回はホスト的な役回りで三宅さんの該博な知識から、上手くポイントを引き出していく井上先生。
汎用人工知能(AGI)が実現するまでの道のり、人間同士の関係性に介入する人工知能(AI)という
方向性など、なかなか他では聞けない議論の深まりを見せていました。
というわけで、井上先生は講演もさることながら、コーディネーターやファシリテーターとしても
優れた方です。そうしたご依頼もどうぞご相談ください。

平成三十戊戌年
五月丗一日。於日本橋某所。
この日は某有名私立大学の某有名ゼミからのご指名で特別講義に登壇。
某有名健康食品など某有名起業家を多く輩出、学生も起業家志望またはすでに起業しているなど
意識の高いメンバーが多く(中にはあの某有名天才プログラマーも!)、人工知能(AI)と雇用を
めぐる議論を中心に講義および某有名教授、某IT企業経営者とのディスカッションを行い、
質疑も活発でとても盛り上がりました(ふう、某が多い・・・)。
さて話題は人工知能(AI)と並ぶ、井上先生の得意分野ベーシックインカム(BI)にも及んだのですが、
最近井上先生はインカムならぬ焼肉、しかも叙々苑が学生の健康で文化的な最低限の生活を享受する
権利に相当すると立論され、“ベーシック叙々苑”として実践されているとのこと。
(そーいえば、駒沢公園を抜けたところにも叙々苑が・・・)
井上先生のゼミに入ると卒業までに必ず1回はごちそうしてくれるとのことです(羨)。

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