日本綜合経営協会スタッフblog

創業44年 日本で初めて講師派遣を専門に起業した日本綜合経営協会(東京)のスタッフblogです。

講演レポート

こんにちは。征夷大将軍です。

先日弊社お得意様ご主催、塚原利夫先生の講演に参加させていただきました。
今回は「21世紀、攻めの安全とは?~ヒューマンファクターの視点から~」のテーマで
90分お話してくださいましたので、その内容を少しご紹介いたします。

日本は狭い島国であるが、このように美しい川と山に囲まれた国はない。
村という存在の意義が強くなってきたころ、なにかあれば村八分で誰かを責め、処罰することで一件落着ということがあった。
生活環境の周辺に多くの川が流れていることから、日本人には水に流すことによってすべてがリセットできたような気になってしまうという民族性がある。

しかし、安全には攻めの姿勢が大事。受け身になったら負け戦となってしまう。
それはなぜかということについて話をしていきます、と講演スタート。


ヒューマンファクターという概念は、20世紀後半以降21世紀にかけて多くの業界へ普及していった。
最初に研究を始めたのは米国の航空宇宙。それが日本の同業界にも入ってくると、その後電力・原子力へも広がり、最近では医療業界へも広がっている。

この時代、物理的・技術的な問題はほとんど解決されており、安全の最後の砦となるのはそこにいる「人」。
しかし「人とはいかなる生き物なのか」を知らずして対策は立てられない。
人には良いところもあれば脆弱な部分もあり、そこを見極めた上で対策を立てる必要がある。


人間はもともとホモサピエンスという。
サピエンスとは考えるという意味。人間は思考に基づいて行動する生き物である。
安全対策を立てるためには、まず人間の脳が持つ三つの基本的特性を知ることが大事。

第一の特性は、思考回路を使う場合一度に二つのことを処理できないということ。
ご飯を食べながら新聞を読むことはできても、新聞を読みながらラジオのニュースを聞くことは難しい。

よく不注意という言葉が使われるが、ヒューマンファクター的に考えると「非注意」である。
非注意とは、真面目に仕事をするあまり一点を見過ぎて周りが見えなくなること。
一方不注意とは、「ここ注意して!」と言われたがまあいいかとボーっとしていること。
よって非注意と不注意では立てる対策が異なってくる。

ここで子どもたちがバスケットボールのパス回しをしている動画を見たのですが、
真面目に見ているのに気づけないこともあり、これが非注意なのか! ということがよくわかりました。

塚原先生は「非注意という基本的な構造を理解して、安全・品質管理をしてほしい。これが一つの攻め方、武器(ツール)である」と解説してくださいました。

続いて第二の特性は、楽をしたがるということ。
勝ち目のない相手とは戦わず、逃げて体力を温存するといったように、人間は生理的に楽をしたがるもの。一度に一つのことしか情報処理できないため、突発的な問題が発生した際いつでも対応できるようにと頭を空っぽにしている。
面倒なこと、勉強、考え事を苦手とする人がいるのは、もともと手抜きの原因が人間の特性の中にあるから。
つまり人間は誰しも手抜きをする生き物であり、どんな真面目な人間でも時と場合によっては手抜きをするものだと考えておく必要がある。

第三の特性は、脳は自己中心的に判断をするということ。
人間は見るもの聞くものを都合よく判断している。
例えば『本町』の読み方。「もとまち」?「ほんちょう」?『けいすけ』と聞いたとき、思い浮かぶ人物は誰?
それぞれ人によって答えが異なるのは、人が脳内の参考書にある物事だけで判断をしてしまうから。知らないものは情報として処理できず、自分に都合よく判断してしまう。
これがいわゆる思い込み。

では以上三つの特性を踏まえたうえで、何故ヒューマンエラーは発生してしまうのか?
ここでヒューマンファクターの基礎的なモデル『M-SHELモデル』をご紹介いただきましたが、文字だけでは伝わりにくいため、詳しくはご講演でお聞きください。


エラーは、その人にとって会社の環境や対人など様々なことが良くない/合っていない(不適合である)ために誘発されるもの。
そのため常に良い(適合)状態を維持できれば、エラーは少なくなる。

これを講演中の塚原先生ご自身に例えると…。
当日の会場は暑くもなく寒くもなく、適合状態だった。
しかし話しているうち体温が上がって暑くなり、不適合状態に。
ここで先生にとって良い環境=適合状態へ変えるためには、エアコンの温度を下げるなどの選択肢がある。だが暑いと思っていない人や座っている参加者にとっては寒くなってしまい、逆に不適合な環境となってしまう。


ではどうしたらいいか?
先生ご自身が上着を脱ぐ・ネクタイを取るなどして、適合状態を維持すればいい。
これが先生の考える安全管理の鉄則。

エラー誘発の要因は取り巻く環境の不適合によるもの。エラーは原因ではなく、環境の不適合・落とし穴があったことにより誘発された「結果」である。
つまりエラーを起こしたことそのものに対して「気を付けろ!」と言うのではなく、不適合たり得る落とし穴を埋める、もしくはそこに通じる道を封じることが大事。
不適合を発見したらその時点で手を打つことで、結果であるエラーは起こらなくなるのではないか。
このことを先生はKKK(きづき・きががり・解消活動)と呼んでいる。

事故・災害は決して偶然発生したものではなく、必然的に生じたもの。
不適合に繋がる特定のリスクが十分に管理されていなかったことが要因。
そのため本当の再発防止とは、エラーそのものへの対策ではなく、エラーを誘発した背後要因・落とし穴に対策を立てることである。


他にもヒューマンエラーや攻めの安全について詳しくお話ししてくださり、
事故などの現場での危機管理、安全管理の成功例・失敗例もご紹介いただきました。
これを『M-SHELモデル』に重ねて、そのエラーにはどんな対策が必要なのかを考えることで、より安全対策についての理解が深まります!

ちょっとしたダジャレを入れ笑いも交えつつ、動画や事例も盛り込まれているので、
あっという間の90分講演でした!
もし会社でお悩みのことがございましたら、詳細をご相談ください。
その問題に応じて内容をカスタマイズしてくださいます!

来年の安全大会での講師をお考えでしたら、是非ご検討いただければと思います。
お問合せをお待ちしております。



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天達武史先生


若草物語です。
先日、教育改革実践家・藤原和博先生のご講演を聴いてまいりました。
その様子を少しだけですがご紹介いたします。

テーマは「AI時代の戦略的『モードチェンジ』のすすめ ~変革と成長を促す思考法」
テーマにある「モードチェンジ」とは、情報処理脳から情報編集脳への切替のこと。
情報処理力は、正解がある問題を早く正確に解く力。
記憶力がいい人や学校の勉強が得意で成績が良かった人は、この力が優れていると言えます。
情報編集力は、正解がない問題に対して、納得できる仮説“納得解”を作り出す力。
頭の中にあるすべての知識を組み合わせ、さらに他者の知恵もつなげて編集する力です。
今回のご講演では、実際に「処理」と「編集」を体験しました。
ぜひ皆さんにも体験していただきたいので、私たちが当日考えた問題をご紹介いたします。

◇世の中で「白」が基本のものは?(例:マスク、ホワイトボード、牛乳)

これを考えるときに力を発揮するのが情報処理脳です。
知っていることをひたすら挙げていく。これは簡単にできるかと思います。
ここから情報編集脳に切り替えるには掛け算が必要になります。
「白」が当たり前のものに「黒」を掛けてみる、というのが次の問題です。

◆基本は「白」だけど、「黒」に変えたら大ヒットしそうなものは?

実際にヒットした商品としては綿棒などがありますが、自分で考えようとすると思った以上に難しく、限られた時間内では“納得解”を作り出すことはできませんでした。
藤原先生が聴講者に「自分は頭が柔らかいほうだと思っていたけど、意外と固かったな~と思った人?」と質問すると、会場のほぼ全員が手を挙げていました。(もちろん私も)

これからの時代、私たちが身につけるべきは情報編集力。
それでは、どうすればその力を養うことができるのでしょうか?
ぜひご講演でお聴きいただくか、先生の本を読んでいただければと思います。
先生のホームページ「よのなかnet」もご覧ください。

ご紹介したように、藤原先生のご講演はブレストやディベートを取り入れたアクティブラーニングでのワークショップ型講演!(先生曰く「講演というよりライブ」とのこと)
ワークが苦手という方も、始まる前に先生がコツを教えてくださるので取り組みやすいですよ。
今回も、会場のいろいろなところから笑い声が聞こえてくるほどの盛り上がりでした!
主催者様からも「かなり盛り上がり、今までで一番よかった!」とのご感想をいただきました。
藤原先生、お忙しい中どうもありがとうございました!

皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

藤原和博先生のプロフィールと講演依頼はこちら


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☆藤原先生は2008~2011年に橋下大阪府知事(当時)の教育政策特別顧問を務められました


井上智洋先生


山田誠司先生


こんにちは、落武者(前世)です👹
先日、弊社お得意様ご主催の安全大会でのご講演現場にお伺いしてきました。
今回は、なんとお二人でのご講演!
講師は 放送作家の石田章洋先生と、落語家の三遊亭道楽師匠です。(お二方とも当社専属講師です)

なぜ放送作家と落語家が一緒に講演を・・・?と思いますよね。
実はお二人、円楽一門会ご出身というつながりがあるのです!
(石田先生は六代目三遊亭円楽師匠に弟子入り後、二つ目昇進もされましたが、その後放送作家に転身。道楽師匠は五代目三遊亭圓楽師匠のお弟子さんです)
控室でも、さすが噺家さん!テンポよく、和やかに楽しくご歓談されていました😊

今回のご講演テーマは「安全は「伝わる」コミュニケーションから! ~人気テレビ番組と落語に学ぶ「伝え方」~」。
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石田章洋先生&三遊亭道楽師匠のプロフィールと講演依頼はこちら

最初は石田先生のご講演。まずは「ユーモアのある伝え方」について。
ユーモアには、人に好かれる・他人が心を開いてくれる・モテる(笑) など、円滑な人間関係構築につながるメリットが満載。
言いたいこともより「伝わる」ようになり、ひいては仕事上の安全確保にもつながる。

笑いを起こすための「緊張と緩和の原則」についても解説いただきました。
詳しくは、ネタバレになってしまうので・・・ご講演でお聞きください😄

続いて、「落語に学ぶ『伝え方』」について。
演説の達人、政治家の小泉進次郎氏は大の落語好き!「落語は演説の勉強にもなる」のだといいます。
落語の基本的な構造は「①まくら→②本編→③オチ」。
小泉氏いわく、演説ではつかみ(=まくら)と締め(=オチ)がビシッと決まっていないと落ち着きが悪いのだそう。

演説に限らず、ビジネストークも落語から学んで磨くことができます!
ビジネスで大事なのは最初の「まくら」、いわゆる雑談。相手との距離を縮める効果がある。
また相手の反応を見ることで、相手のレベルも判断でき(※)、本題へと自然に導いていくこともできる。
(※)落語家さんはまくらでお客さんの反応を見て、かける演目を選びます。
(例:今日は落語を初めて聞く人が多そうだから、わかりやすい噺をやろう 等)

では、どうしたら上手い雑談ができるのか?
話題選びに困ったときのコツは「適度に整理すべし」!
これは相手との距離を縮めやすい話題、「レビ・候・楽・ュース・活・舎・行・ターorキャンダル・強・事」の頭文字を取ったもの。

落語を聞くと「頭が良くなる」=場面を想像する必要があるため、脳も活性化される。
そして笑ってストレス解消、健康に!そしてビジネスにも役立つ! …と、いいことづくめ😊


それでは実際に落語を聞いてみましょう!ということで、ここからは道楽師匠にバトンタッチ
まくらの後、「死神」をかけていただきました。
劇中で登場する呪文には、主催者様の仕事道具の名前もキッチリ入れてくださる等、サービス精神旺盛!
皆様にも笑顔が😄


落語が終わると、石田先生が再度ご登場。お二人で明るくトークを繰り広げます。
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死神はオペラにもなっている演目であることや、
石田先生から道楽師匠への質問形式で、落語・笑いへの理解が深まる小ネタもご紹介。
(落語の枕はどうやって話題を選んでいるのか、面白い話をしようとするときには何に気をつけているのか 等…)
また石田先生が手掛ける番組「世界ふしぎ発見!」の裏話も。

終わりには道楽師匠のアドリブで、なぞかけを4つ披露! 1つだけご紹介します。
今回は警報機関係の事業主の方々がご参加の会でしたので、
 石田先生「警報機とかけまして 名人の噺家と解く。その心は?」
 道楽師匠「その心は・・・ 普段は目立つことがありません。」
おみごと!! 最後は万歳三唱で締めていただきました。


今回最後列の席で聞かせていただきましたが、ご参加の皆様にも最後まで集中してお聴きいただいておりました!
主催ご担当者様にも「最初はどんなふうに話すんだろう?と思っていましたが、新感覚で良かったです!」とおっしゃっていただきました。ありがとうございます😊

石田先生・道楽師匠お二人の、「安全大会でのご講演」弊社限定でのご案内です!
2020年春の安全大会に向け、そろそろご計画を始められる建設関係企業・団体様も多いかと思います。
ぜひお二人のご講演も、候補に入れていただければ幸いです!
お問い合わせ、お待ちしております。

石田章洋先生&三遊亭道楽師匠のプロフィールと講演依頼はこちら


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こんにちは超人ハルクです。
弊社お得意様ご主催による、東京大学名誉教授・養老孟司先生のご講演を聴いてきました。

この主催者様は、3年前から養老先生にご講演をお願いしたかったものの、
スケジュールの都合でご出講頂けず、この度3年越しに希望が叶いました!!

当日、近況をお伺いしたところ、
1週間前に台湾・台東に昆虫採集に行き、帰国後に福岡、長崎、佐賀、埼玉、鳥取と
ご講演など様々なお仕事で全国を飛び回っていらしたと!さすがのご多忙ぶりです!!!

これを聞いた担当者の方も、今回お請け頂けたことに改めて喜んでいらっしゃいました❤
今回のご講演テーマは、「経営者のための脳の話」
内容はお伝え出来ないのですが、知識、引き出しが豊富な養老先生だからこそのお話で、
とても興味深く拝聴させていただきました!

ご講演後は、お忙しい中懇親会にも途中までお付き合い頂け、
主催者様は大満足の1日となったようです。本当にありがとうございます😊

養老先生からしか聴けないお話、一度はお聞きいただきたいです❢
皆様からのお問い合わせ・ご依頼お待ちしております。

養老孟司先生のプロフィールと講演依頼はこちら


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こんにちは、金平糖です(*’ω’*)
先日、元三重県知事の北川正恭先生の講演を聴いてきました。
 

まずは、戦後日本の復興から今までの、それぞれの時代の政治の体制・あり方について分かりやすくお話いただきました。
戦後の中央集権による復興と経済成長のお話から、時代がうつり、福祉や環境を重視する政策に変わっていった流れ。
そしてその時代に応じて、政治のリーダーに必要とされる資質について。
世情や国際的な潮流に合わせて目的を考え、指揮を執ることが必要だということは、政治のリーダーだけでなく、経営のリーダーにも言えるということ。

そして、実際に三重県知事として政治の現場にいらっしゃったからこその裏話や、大物政治家から学んだことなど、講演でしか聞けないオフレコな話も沢山お話いただきました。
どんなお話かは、是非講演で聴いていただきたいです!

お人柄も気さくな方で、控室でもちょっとした裏話をお話されていました。
政治系のご講演をご検討の方、是非ご依頼をお待ちしております!

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