こんにちは、落武者(前世)です👹
昨年の秋。弊社お客様ご主催の、プロゴルファー 森口祐子先生のご講演を聞いてきました!
森口祐子先生のプロフィールと講演依頼はこちら

当日は会場へお入りいただいた後、控室にて色々なお話をさせていただきました。
想像していたとおり、とっても物腰柔らかで素敵なお人柄の森口先生!
主催ご担当者様・役員様とゴルフ談義に花を咲かせたり、またこれまでお引き受けいただいた講演のお仕事などについてもお聞かせくださったりと、気さくにお話くださいました。
(当時、ちょうど渋野選手の活躍がホットな話題となっており、森口先生も解説をはじめ各所へ引っ張りだこ!大変ご多忙の中お越しくださいました。。)

今回のご講演テーマは「私とゴルフ ~ゴルフから学んだ事~」。

小さい頃からスポーツが大好きだった森口先生。学生時代はバスケ部へ入部し、高校ではキャプテンとしても活躍。
しかし高校3年の夏、怪我のため走れなくなってしまった。
そんな先生をゴルフ場へ連れて行ってくれたのがお父さん。
当時ゴルフへ抱いていた印象は「突っ立って打つ」くらいのものだったが、試しに打ってみるうち、その面白さに目覚めていく。
ゴルフは、努力したぶんが正直に自分へと跳ね返ってくるスポーツ。チームプレー競技とは違う「自分と向き合う」ところが新鮮で魅力的だと思った

高校卒業後はプロゴルファーを目指し、井上清次プロのもとへ。
テストではまったくボールに当てることができず、ああもうダメだ、と思った。
しかし井上プロに「お前は本当にプロゴルファーに、日本一になりたいか」「樋口久子を倒す自信はあるか」と問われ、何もわからないまま「はい」と返事。
そして弟子入りを許された。
しかも「2年預かってダメだったら帰ってもらう」という期限付き!
今当時を振り返ると「プロになる覚悟を持て」とつきつける意味があったんだろう、とおっしゃっていました。

師匠・井上プロの、当時のレッスン。
まずはドライバーを3ヶ月」と言われ、思わず理由を尋ねると「ティーショットを打てなければ次のクラブを持つこともできないだろう」と。
だんだんと練習の量・種類を増やし、その中で徐々に自分の体との付き合い方も身につけていった。
また「パターだけは教えられない」とも。これにも「自分の直感を優先させたほうが良い」という理由があった。
今は道具も進化しているため違う教え方をするかと思うが、当時の教え方はいわゆる“守破離”に則ったものだった。

こうした努力の甲斐もあり、翌年のプロテストに一発合格!
師匠も「お前なら優勝できるぞ」と期待してくれる中、プロ入りから2年。初めて「優勝できるかも」と思える機会が巡ってきた。
その大会の最終日。他選手に2打リードをつけてトップに立ち「ボギーでも大丈夫」「あの選手より調子がいいから私もできる」と思ってしまった。
結果・・・はやる気持ちを落ち着かせることが出来ず、脱落優勝を目の前にした途端に自分の心に変化が起こってしまうこと、勝つということの難しさを痛感した。
この経験を活かし、さらに追い込んだ練習に励むように。おかげで、年間4~5勝をあげるまでに強くなることができたのだそうです。

ゴルフ人生における大きな学び。それは冒頭でも触れた「自分と向き合う」ということ。
他のスポーツでは相手の弱みを分析して対策を練ることができるが、すべて自分との戦いであるゴルフではそれができない。
だからこそ、ライバルの存在が自分の実力以上のものを発揮させてくれるもの
しかし心からそう思えるまで、自分自身に生まれる妬みなどのマイナスな感情と戦い、悩みつづけてきた。

人間は、起こり得ないこと(期待・しがらみ・欲望など)を偶像化し、自分自身を苦しめてしまいがちだが
大事なのは、そうした感情を「流す」ように努めること(同じことを、とあるお坊さんも仰っていたそうです)。
悪いことが起きてしまったあと、マイナスな感情を引きずったままでは「今」起きていることに気づけない。
逆に未来に期待しすぎても、「今」やろうとすることが疎かになる。
浮かんできた感情はただ受け止めて、流すことが大切。
この考え方は、最近注目を浴びるマインドフルネスにも通じますね!

ご講演後には主催者様からの希望に答え、代表数名の方々に壇上でプチレッスンも!
20200417
他にも(今回は比較的女性のご参加者も多かったため)結婚生活のことをお話くださったり
渋野日向子選手をはじめ、黄金世代の活躍についても触れてくださったりと、話題盛りだくさん!
今回は1時間のご講演でしたが、90分間であればさらにいろいろな角度からお話を伺えることと思います。

エピソードごとに「その出来事から何を学んだか」をお話くださり、
皆さんにわかりやすいようにと、構成も考えられているんだなと感じました。
さらにハキハキとした聞きやすいお声。いつもご好評の理由がとてもよくわかりました!

「自分との向き合い方」・・・誰もが一度は悩んだことがあるテーマだと思います。
ゴルフファンの多い経営者向けのお集まりはもちろん、女性対象の会合にもオススメ。
ぜひ多くの方々にお聞きいただきたいご講演です!

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